カメラは「写真が暗いから」と言って、照明を増やすと余計に暗くなる場合があります。それはカメラが中途半端に利口すぎて、周りが明るいので「暗くしよう。暗くしよう」としている為。
だから強制的に露出を変えて、明るくして撮影します。
最近では携帯電話のカメラでも露出を変えることができるので、恐らく通常のデジタルカメラであれば、この機能はついているはずです。「+」「-」で補正していくのですが、、、
サイバーショットDSC-T100
のスゴイところは、↓この設定をしておくと
1回シャッターを押すと、連写で3枚違う露出の写真を撮ってくれるのです。
一番左にしておくと、通常の1枚撮影。
右2つの設定が、「通常の撮影と+0.3と-0.3の露出で撮影」、「通常の撮影と+0.7と-0.7の露出で撮影」。
これが本当に便利でした。
実際に写真ってモニターで確認しながら撮っても、「モニターが明るすぎて実際に撮れていた写真は暗かった」と言うようなこともあるのですが、これで連写しておけばそんな失敗もなく、ハズレ画像がありませんでした。
■暗くても焦点をあわせられる
本当に暗い場所では、カメラも「何を撮ったらいいのか」わからず、ピントを合わせることができません。ひどいカメラになると「こんなもんでいいかっ!」と適当にピントをあわせたりして、結果的にピントがあっていない写真が撮れてしまうことがあります。
T100はその為に、暗い場所でシャッターを押すと、軽くライトがつきます。
赤目防止のライト?と思ったのですが、この機能がそれでした。
(動画中に、2回シャッターを押しています)
■ダブルのブレ防止機能の威力
サイバーショットDSC-T100の
ブレ防止機能は、光学式と高感度のダブル対策。
高感度だけでの対策では、どうしても粗い画像になってしまうので、このダブルのブレ防止機能は本当に良かったです。
・手ブレ、被写体ブレがおきるのは何故?
暗いところではシャッタースピードが遅くなる。
シャッタースピードが速ければ
カシャっと一瞬しか開いていないものを、遅いと
カ~~~シャと開いている時間が長いので、その間にカメラが動いたり、被写体が動くとブレて撮影されてしまいます。
このサイバーショットT100の威力を使うと・・・
これ↓、私がよく利用している酸素バー(10分200円)なのですが、
こんな暗い場所で撮影してもブレることなく、画像もさほど粗くなく撮れました。
3枚目の写真をご覧いただくとシャッタースピードが遅いのがわかるかと思います。
本当でしたら、中から空気が出ているので肉眼で見るとポコポコと空気の小さな泡がでているものです。
明るい場所でシャッタースピードが速ければ、その小さな泡も撮影できますが、これはオートで撮影したのでシャッタースピードは遅いまま。その結果、瓶の中の水が流れているように写っています。
シャッタースピード1/15秒です。
こんなに遅いと、普通だったら手ぶれしまくるのですが、それもなく撮影できました。
■やはり気になったこの2点。でも悪し良し
これは前のレポートにも書いたことですが、
それはレンズの位置。
正面から見ると、向かって右上にあります。
コンパクトなデジタルカメラだからこそ、
手ぶれしないように、しっかりと握って撮影したいものです。
そのため、ホールド感がけっこう重要だと思います。
このように握れば問題なし
しかし、力をいれるとこうなる・・・
カメラをしっかり握ろうとすると、どうしても指が前に出てしまうのです。
これでは撮れた写真に指が写ってしまいます・・・
向かって左から
・マイク ・フラッシュ ・セルフタイマーランプ ・レンズ
になっているのですが、もう少しレンズを内側に配置することはできなかったのかなぁ・・・と素人考えで希望を言ってしまいます。
ボタンのタッチの軽さ・・・
左がサイバーショット 右がオリンパス
カメラ右下にワンタッチでフラッシュのオン・オフを切り替えられるボタンがあるのですが、普通のオートにして撮影していると、ボタンが軽いため、フラッシュをオフにしていても気づくとオンになってしまうこともあります。(別の設定をすれば、触れても設定が変わらないようにできましたが)
でも、このフラッシュのボタンの位置、右側のオリンパスも同じ場所にあります。
でもオリンパスでは、気づくと設定が変わっていたなんてことはありませんでした。
それはボタンを見ていただくと判るのですが、サイバーショットはボタンの厚みが薄く、軽く触れるだけでいいからなんです。
ボタンタッチが軽いからこそ!
本当であれば「良し悪し」という言葉でしょうが、それですと「悪し」が強くなってしまうので、あえて「悪し良し」とさせて頂いたのは・・・
このボタンのタッチが軽いからこそ、手ブレをしていないのではないかと感じたからです。
右上の丸いのがシャッターボタンです。
こちらも同じく、本当に軽くタッチしただけでシャッターをきることができます。
その為、シャッターを半押しして中央で焦点をあわせてから左右に移動させて撮りたい時などに、「まだなのに~」と思う場面でシャッターがおりてしまうこともありました。
でも、この軽さが手ブレしない要因の一つなのかなとも感じています。
と言うのも、同じように手ブレ防止機能がついている他社のカメラはシャッターのボタンがしっかりしていて「ガシャ」と力を入れて押すのですが、当然ながら力をいれてボタンを押すのでカメラが動いてしまい、その結果手ブレしてしまうことが多かったのです。
それを考えると、このボタンのタッチが軽い点は、結果的には良いのかなと感じました。
以上です♪
またまた長いレビューブログになってしまいましたが、読んでくださった方、どうも有難うございました。
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